英国アロマ留学Q&A 過去に頂いたお問い合わせメールより
2009年 05月 22日
毎月、イギリスアロマ留学やRaworthに関するお問い合わせをいただきます
今まで個人的にお返事をさせていただいておりましたが
過去に頂いたご質問とそれに対する私の回答を
こちらでもご紹介いたします
英国アロマ留学をご検討の方たちの参考に少しでも役に立てたら幸いです
1.英語力はどの程度必要か。
中級以上(上級である必要はないです)であることが必須であると考えます。(参考までに:TOEICで600点以上)
Raworthは大学ではないので特に英語力を示す必要はないのですが、日本人生徒に対しては電話でインタビューをして英語力をチェックすることをしております。
私が留学した2005年は日本人生徒が沢山おりました。そのため生徒の英語力もさまざまでした。日本で英語を勉強する機会を持たず、イギリス入りをして数ヶ月現地の英語学校に通いRaworthに入学する日本人生徒も多くおりました。
私自身、Raworth留学前にBathという町の英語学校で10週間英語を勉強してRaworthのあるDorkingへ移ったのですが、渡英時、Upper Intermediate(中の上)というクラスでしたが、Raworthの授業はついていくのがやっとで最初の3ヶ月は大変苦労しました。
やはり英語での勉強である以上、英語が出来れば出来るだけ理解度も高く、損がありません。
それなので日本にいるうちに出来るだけ英語力を伸ばす努力をすることをお勧めいたします。
2.英語がネイティブでない学生の割合は?
学校全体でいうと日本人の割合は2割以下かと思います。アロマセラピーディプロマコースに限って言うと半数以上が日本人となる場合が多いです。
レイワースはアロマセラピー以外のコースが沢山あるのでスポーツマッサージ、栄養士のコースなどはすべてネイティブだったりしますがアロマセラピーコースは日本人に人気があり常に日本人生徒の占める割合が高いです。
ネイティブが少ない背景には最近英国では指圧・鍼などのオリエンタルなブームがありアロマセラピーは下火であること、アロマのコースはとても集中的で難しいコースなのでチャレンジするにはハードルが高いことが考えられると思っております。
3.学生全体の年齢層は?
30代~40代が多いと思います。一度社会経験を一通りしており、大きなキャリアチェンジを目指してレイワースに入学した学生、子育てを終え何か手に職をもちたいと入学した学生が目立ちます。
日本人の場合は少し状況が違い、20代後半が圧倒的でした。
4.1週間の授業時間はどの程度か?
学生ビザの規定をクリアしなければいけないので週3日の通学が平均的です。朝10時から午後4時まで(昼休憩1時間含む)
5.通学するにあたり、最も大変だったこと、困難だったことは何か?
ずばり英語です!
日本語だったら簡単に終わったであろう宿題はネイティブの3倍以上の時間をかけて行う必要があり、英語での勉強は本当に大変でした。
6.日本での英語学習方法
私はよくBBCradioのインターネット放送を聴いておりました。
http://www.bbc.co.uk/radio/i/
BBCのラジオは綺麗なイギリス英語なのでとても聞き取りやすくイギリスにいた間もよく聞いていました。
BBCのサイトには英語を習っている若者向けのサイトもあってなかなか便利です。
http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningenglish/index.shtml
その他、Readingを高めるには、英語で書かれた記事をインターネットでよく読んでおりました。アロマセラピーに関する英語で書かれたサイトも沢山あるのでAromatherapyといくつかの英語のキーワードを入れてGoogleで検索して、英語圏のサイトにたどり着き色々と読んだりしておりました。
たとえばこんなサイト
↓
http://www.webindia123.com/medicine/therapy/aroma.htm
上記のリンクサイトはGoogleで「Aromatherapy, inhalation」 という検索ワードで今検索してみたら出てきました。
Aromatherapyだけだと日本語のサイトしかヒットしないのですが何かプラスアルファで英語のキーワードを入れると沢山の海外のサイトがヒットします。
そうやって見つけたアロマに関する話題が書いてある海外のサイトをじっくり読むだけでもReadingの勉強、ボキャブラリーアップにつながるのでとてもお勧めです。
7.私がレイワースに決めた理由
私がレイワースに決めた理由は、大きく3点あります。
まずひとつは日本で活躍されているアロマセラピストさんやアロマセラピスト養成に携わる講師の方々の多くがレイワース卒業生だということ
ふたつ目は日本在住の英国人アロマセラピストさんにクリニカルアロマセラピーを学ぶにはどこの学校に行くのがお勧めか聞いたところ、IFA認定校を薦められ
当時レイワースがIFA認定校のリストにあったこと、
最後の理由はレイワースはイギリスに数あるアロマの学校の中で唯一フルタイムコースを実施している学校(=学生ビザが取れる)だったことです。
私が入学した直前にIFPAという団体が誕生してレイワースはIFPA認定校になったのですが
IFPAもIFAも団体が違うだけで中身には大きな差はありません。
ただこのアロマセラピーの資格に関するお話になるとやや複雑なのでここでは割愛させていただきます。
8.レイワース・カレッジでは、資格を取ることも可能なのでしょうか?
レイワースでは試験に合格するとレイワースの発行しているディプロマを取得できます。その他ITECという試験機関のディプロマもとれます。(ただしアロマセラピー以外の科目・解剖生理学やホリスティックマッサージなど)
そしてさらに一定の条件をクリアして年会費等を支払うなどの手続きを進めるとIFPA(International
Federation of Professional Aromatherapists )の正会員になることができます。
IFPAとは英国最大のプロフェッショナル・アロマセラピスト協会です。(以下東京にあるIFPAアロマセラピストコースがある学校IMSIのホームページより引用しました)
IFPAは2002年4月にISPA、RQAが統合されて誕生しました。
IFPAはアロマセラピーに関する法的規制の制定に関与しており、アロマセラピストの養成、アロマセラピストの地位や技術の向上、
質の高い自然療法としてのアロマセラピーの発展に貢献しています。
IFPA認定アロマセラピスト資格を取得するには、IFPA認定校で、アロマセラピー理論、解剖生理学、ボディートリートメントなどのカリキュラムを修了し、
60症例以上のケースヒストリーを提出、理論と実技の試験に合格する必要があります。
その難易度の高さからも、最高水準のレベルを誇るアロマセラピー協会として知られています。
IFPA認定取得後も、資格更新の際に、アロマセラピストとして知識と技術をブラッシュアップするために自主的に行う活動(CPD)の報告が義務付けられています。
アロマセラピーのプロフェッショナルとして常に高い意識を持ち、活動し続ける会員のみが資格を継続する事が出来る協会です。
参考までに日本でIFPAの資格がとれる学校のウェブサイトはこちら
http://www.imsi.co.jp/course/at/aromatherapy_top.html
9.医療の現場で働いた経験もなく、アロマテラピーの知識もない初心者からでもがんばれば授業についていける内容でしょうか?
アロマセラピーディプロマコースはアロマや医学知識のない方たちが
ゼロから知識を取得するためのコースとなっているので知識ゼロからのスタートでも大丈夫です。
日本人留学生たちの中には、看護師、薬剤師など医療系分野出身の生徒、元エステティシャンやすでに日本のアロマ資格を持っている方もおりましたが、
ネイティブの多くはまったく違う職種にいて、思い切ってキャリアチェンジをしたいと入学を決めた生徒が多く、長らく主婦をしていた方などもおりました。
ただイギリスで勉強する場合は英語ができるか出来ないかで、勉強についていかれるかいかれないかが大きく変わってくるのが現状です。
10.アロマセラピーディプロマを短期間取得は可能か?
短期間にアレンジすることは可能です。
通常1週間の中で3日通学するところを4日に増やすなどのアレンジをすればその分期間短縮ができます。
そういったことはすべてレイワースが管理しているので希望のコース期間を伝えてプランニングをお願いしてみてください。
ただ10ヶ月というのが一番理想的であり、これを短縮するとなると相当ハードとなると思います。
私の留学期間は1年9ヶ月でしたが、実際にレイワースに在籍した期間は春・夏・冬休みを入れて1年3ヶ月でした。
その間に、アロマセラピー、リフレクソロジー、インディアンヘッドマッサージ、フェイシャルマッサージのコースを取りました。
レイワースは個人の都合に合わせてスケジュールを調整してくれるのでいくらでも短縮することは可能です。
ただその人の英語力や努力しだいで不可能だったり可能だったりといったお話しになります。
11.医療関係で働いた経験がないがイギリスのレイワースで学んだ経験を医療に限らず日本で生かすことは出来るか?
Raworthでアロマセラピーを学ぶため留学を決めた日本人留学生の多くは、全く違うフィールドで働いていた方たちといった印象です。
実際、Raworth卒業生で東京でサロンを開業し活躍されているセラピストで非医療従事者の方はたくさんいらっしゃいます。
よって医療に限らず日本で生かすことはできると思います。
12.帰国してからもイギリスの資格が役に立つのか?
イギリスの資格も日本の資格も現在の日本では同じ民間資格といった位置づけにすぎないのですが
イギリスの資格の認知度は高まっており、国際資格という位置づけで日本でも高く評価されています。
資格取得後日本で働く際、自分のプレゼンテーションによっては、資格を十分生かすことにつながりますので大きな心配はないと思います。
逆に日本であまり知られていない資格を取るほうが心配だと思いました。
13.レイワースの雰囲気や良い点、苦労した点等
レイワースはクリニック併設の学校でとてもこじんまりとしております。
先生たちは誰もが熱心で先生も生徒も自然志向な人たちの集まりですので大変刺激を受け勉強になります。
ただレイワースはアロマセラピー専門の学校ではないので、その点、他のアロマコースがメインの学校とはやや雰囲気が違うかもしれません。
(スポーツマッサージコースや解剖生理コースなどを受ける男性生徒、ビューティコースを受けるエステティシャンの卵も多くいます、とはいえ曜日がそれぞれ決まっているのでほとんど会うこともありませんが)
良い点も苦労した点もここでは書ききれないくらいたくさんございます。
とはいえ苦労した点は一言でずばり「英語」ですね。
14.ゆりさんは、どこか留学斡旋所など利用されたのでしょうか?それとも直接コンタクトをとられたのでしょうか?
私は直接学校にメールを送ってコンタクトをとり留学いたしました。
Bathにある語学学校に10週間滞在(7月から)してからレイワースに移動(9月)したのですが、語学学校手続きに関してはAbleStudyという斡旋会社(無料)にお願いしました。
15.レイワースの強み、メリットはどのようなことでしたでしょうか?
レイワースは地域に根付いたクリニック併設の学校ということがメリットだと思います。
スチューデントクリニックといって、カリキュラムの中では実際のクライエントを施術する機会が必ず組まれており、
講師たちも現役セラピストたちで、常に生の情報を得ることができます。
そのため実践にすぐにつながるであろう勉強や体験を学校生活の中で送ることができます。
先生たちは誰もが熱心で先生も生徒も自然志向な人たちの集まりですので大変刺激を受け勉強になります。
ただレイワースはアロマセラピー専門の学校ではなく自然療法の学校なので、その点、他のアロマコースがメインの学校とは雰囲気がやや違うかもしれません。
(スポーツマッサージコースや解剖生理コースなどを受ける男性生徒が多いですし、ビューティコースを受けるエステティシャンの卵も多くいます、とはいえ曜日がそれぞれ決まっているのでほとんど会うこともありませんが)
16.RaworthはIFPAですよね?
Raworthは以前はIFA認定校でしたが現在はIFPAに所属しております。
17.IFAとIFPAの大きな違い
IFPAは2002年4月にISPA、RQA,IFAのメンバーたちにより新たに設立された団体です。そのため現在イギリス国内において一番大きなアロマセラピストたちの団体となっています。ISPA,RQAはもう存在せずIFPAの中に入り込んだ形ですが、IFAはいまだに独立した団体として活動しています。私はIFAに所属しておりませんので情報に偏りがありどう違うのかというご質問に対する返答はいたしかねます。IFAもIFPAもウェブサイトがございますのでご自身で調べていただきたいと思います。ただIFPAに関してご質問がありましたらお答えできると思いますのでどうぞご遠慮なく。
Members from the following organisations contributed to the newly formed IFPA:
International Society of Professional Aromatherapists (ISPA)
Register of Qualified Aromatherapists (RQA)
International Federation of Aromatherapists (IFA)
(The RQA and the ISPA have now dissolved as independent organisations and merged within the IFPA, The IFA still exists as an independent organisation.)
IFPA are now the largest aromatherapy association in the U.K. and are devoted to the furtherance of aromatherapy in all areas. Denise Brown was Chairperson of the ISPA from 1995 - 1996.
18.5ヶ月短期で資格を得れるカリキュラムもあるか?
留学期間の制約があるようでしたら学校に直接相談されることをお勧めいたします。というのも日本の学校と違い入学時期もひとつではなく、コース期間も生徒によってまちまちで生徒ひとりひとりに合わせた最適なオリジナルなスケジュールを組むことをモットーとしている学校なので、自分の希望を伝えればそれに合わせて何かいい案を考えてくれるかもしれません。 ただRaworthには半年以下の短期で修了できるというアロマセラピーディプロマコースはございません。それから一定期間通学したら資格をとれるといったコースではございません。授業ごとに出される宿題、ケーススタディ、研究(論文)をこなし、試験を受けそれに受かって更に最後にポートフォリオをRaworthに提出して初めてRaworth Diploma(卒業証書)を取得することが出来ます。
IFPAの審査は年々厳しくなっており現在のケーススタディの量もここ数年で以前の倍近くになっております。
ただ留学期間をディスタンスラーニングを併用することで短くすることは可能です。
19.アロマの勉強をしたことがない人にもRaworthの勉強はついていける内容か?
未経験者の方もいたか?
未経験者だからこそ学校に通うのだと思います。経験者だったら学校にいかなくても大丈夫ですもの・・・
そのため医療従事者じゃないから授業についていくことができないといったご心配は一切要りません。一番心配なのは英語力です。英語の得意、不得意で授業についていかれる、いけないが大きくかわってきます。
College entry requirements
At Raworth we do not grant admissions solely on a candidate's academic background. We also look for qualities such as interpersonal skills, a naturally therapeutic mind-set, and a personality that is clearly suited to the courses we offer. Furthermore, we accept students of all ages and backgrounds, from all over the UK and from abroad and actively employ an equal opportunities policy.
レイワースは学びたいと思っている人に対して入学の規制はございません。
どんなバックグラウンドの方でも入学できる学校です。
20. なぜ ゆりさんはRaworthにされましたか?他に検討された学校はありますか?> 実際に いかかでしたでしょうか
私はイギリスでならクリニカルアロマセラピーを学べるという発想からRaworthにたどり着きました。
アロマ=イギリスという発想は以前に受けた日本看護協会主催のアロマセラピー講座がきっかけです。その講師の方は日本アロマセラピー学会の理事をされている小山めぐみさんという正看護師&IFA認定アロマセラピストの方だったのですが、とても素敵な方でお話の内容に大変感動したのを今でも覚えています。彼女がイギリスのカレッジでアロマセラピーを勉強したというお話をしていたため同じく正看護師である私はいつかイギリスで勉強したいと憧れをもつようになりました。
Raworthを知ったのは、東京に住むイギリス人アロマセラピストに学校選びの相談をしたところIFA認定校なら間違いなくクオリティが高い授業を受けることができるのでIFAのウェブサイトを調べるようにと言われたのがきっかけです。私が入学を決めた当時RaworthはIFA認定校でした。入学後にIFPAに変更となったのです。IFAのウェブサイトに載っている学校を片っ端から調べ、Raworthが唯一のフルタイムコースだと分かりました。フルタイムコースの学校しか考えていなかった私にはRaworth以外他に選択肢がありませんでした。あとで分かったのですが小山めぐみさんはRaworth卒業生。アロマ入門本として購入したアロマの本の作者の方(小林和歌子さん)もRaworth卒業生。日本のアロマセラピー業界や学校で講師として活躍している方にRaworth卒業生が多くいることもRaworthに入学を決めた理由のひとつです。
21. 実際どれくらいの語学力が必要だと感じたか?
語学学校でいうところのいわゆるUpper Intermediateレベルであったらなんとかついていかれると思います。
Intermediateかその下だとかなりきついと思います。
22. Raworthのプログラム修了後、IFAの試験を受けることは可能ですか?
RaworthはIFA認定校ではございませんのでRaworthにてIFA試験を受けることは不可能です。しかしRaworth終了後、IFA認定校に通い試験を受けることはもちろん可能だと思います。
23. コースについてですが 日本の斡旋会社のこの学校の説明文の中で
好きなコースを組みあわせてとれる、というふうに書いてありますが 実際 アロマのディプロマのコースは週何回で何時間 何ヶ月かかるのでしょうか、 また選択出来る科目というのは多くあるのですか?
コースの期間ですがRaworthウェブサイトに書かれている文をそのままお伝えいたします。
70 studied over three days a week for two terms and one day a week for one term. It is possible to study one or two days a week and the course duration will be extended accordingly. Weekend study: core modules are available but weekday attendance will be required
他にはリフレクソロジーディプロマ、インディアンヘッドマッサージなどを合わせて勉強することができます。
ちなみにアロマセラピーディプロマコースでは、順番が多少前後しますが以下の勉強をします。
Anatomy&Physiology
Swedish body massage
Pathophysiology
Practice Management
Introductory Counseling Skills -Level one
Nutrition Work ship
Aromatherapy theories
Oriental-Holistic Massage
Chinese medicine
Therapeutic Aromatherapy
など
つづく・・・
今まで個人的にお返事をさせていただいておりましたが
過去に頂いたご質問とそれに対する私の回答を
こちらでもご紹介いたします
英国アロマ留学をご検討の方たちの参考に少しでも役に立てたら幸いです
1.英語力はどの程度必要か。
中級以上(上級である必要はないです)であることが必須であると考えます。(参考までに:TOEICで600点以上)
Raworthは大学ではないので特に英語力を示す必要はないのですが、日本人生徒に対しては電話でインタビューをして英語力をチェックすることをしております。
私が留学した2005年は日本人生徒が沢山おりました。そのため生徒の英語力もさまざまでした。日本で英語を勉強する機会を持たず、イギリス入りをして数ヶ月現地の英語学校に通いRaworthに入学する日本人生徒も多くおりました。
私自身、Raworth留学前にBathという町の英語学校で10週間英語を勉強してRaworthのあるDorkingへ移ったのですが、渡英時、Upper Intermediate(中の上)というクラスでしたが、Raworthの授業はついていくのがやっとで最初の3ヶ月は大変苦労しました。
やはり英語での勉強である以上、英語が出来れば出来るだけ理解度も高く、損がありません。
それなので日本にいるうちに出来るだけ英語力を伸ばす努力をすることをお勧めいたします。
2.英語がネイティブでない学生の割合は?
学校全体でいうと日本人の割合は2割以下かと思います。アロマセラピーディプロマコースに限って言うと半数以上が日本人となる場合が多いです。
レイワースはアロマセラピー以外のコースが沢山あるのでスポーツマッサージ、栄養士のコースなどはすべてネイティブだったりしますがアロマセラピーコースは日本人に人気があり常に日本人生徒の占める割合が高いです。
ネイティブが少ない背景には最近英国では指圧・鍼などのオリエンタルなブームがありアロマセラピーは下火であること、アロマのコースはとても集中的で難しいコースなのでチャレンジするにはハードルが高いことが考えられると思っております。
3.学生全体の年齢層は?
30代~40代が多いと思います。一度社会経験を一通りしており、大きなキャリアチェンジを目指してレイワースに入学した学生、子育てを終え何か手に職をもちたいと入学した学生が目立ちます。
日本人の場合は少し状況が違い、20代後半が圧倒的でした。
4.1週間の授業時間はどの程度か?
学生ビザの規定をクリアしなければいけないので週3日の通学が平均的です。朝10時から午後4時まで(昼休憩1時間含む)
5.通学するにあたり、最も大変だったこと、困難だったことは何か?
ずばり英語です!
日本語だったら簡単に終わったであろう宿題はネイティブの3倍以上の時間をかけて行う必要があり、英語での勉強は本当に大変でした。
6.日本での英語学習方法
私はよくBBCradioのインターネット放送を聴いておりました。
http://www.bbc.co.uk/radio/i/
BBCのラジオは綺麗なイギリス英語なのでとても聞き取りやすくイギリスにいた間もよく聞いていました。
BBCのサイトには英語を習っている若者向けのサイトもあってなかなか便利です。
http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningenglish/index.shtml
その他、Readingを高めるには、英語で書かれた記事をインターネットでよく読んでおりました。アロマセラピーに関する英語で書かれたサイトも沢山あるのでAromatherapyといくつかの英語のキーワードを入れてGoogleで検索して、英語圏のサイトにたどり着き色々と読んだりしておりました。
たとえばこんなサイト
↓
http://www.webindia123.com/medicine/therapy/aroma.htm
上記のリンクサイトはGoogleで「Aromatherapy, inhalation」 という検索ワードで今検索してみたら出てきました。
Aromatherapyだけだと日本語のサイトしかヒットしないのですが何かプラスアルファで英語のキーワードを入れると沢山の海外のサイトがヒットします。
そうやって見つけたアロマに関する話題が書いてある海外のサイトをじっくり読むだけでもReadingの勉強、ボキャブラリーアップにつながるのでとてもお勧めです。
7.私がレイワースに決めた理由
私がレイワースに決めた理由は、大きく3点あります。
まずひとつは日本で活躍されているアロマセラピストさんやアロマセラピスト養成に携わる講師の方々の多くがレイワース卒業生だということ
ふたつ目は日本在住の英国人アロマセラピストさんにクリニカルアロマセラピーを学ぶにはどこの学校に行くのがお勧めか聞いたところ、IFA認定校を薦められ
当時レイワースがIFA認定校のリストにあったこと、
最後の理由はレイワースはイギリスに数あるアロマの学校の中で唯一フルタイムコースを実施している学校(=学生ビザが取れる)だったことです。
私が入学した直前にIFPAという団体が誕生してレイワースはIFPA認定校になったのですが
IFPAもIFAも団体が違うだけで中身には大きな差はありません。
ただこのアロマセラピーの資格に関するお話になるとやや複雑なのでここでは割愛させていただきます。
8.レイワース・カレッジでは、資格を取ることも可能なのでしょうか?
レイワースでは試験に合格するとレイワースの発行しているディプロマを取得できます。その他ITECという試験機関のディプロマもとれます。(ただしアロマセラピー以外の科目・解剖生理学やホリスティックマッサージなど)
そしてさらに一定の条件をクリアして年会費等を支払うなどの手続きを進めるとIFPA(International
Federation of Professional Aromatherapists )の正会員になることができます。
IFPAとは英国最大のプロフェッショナル・アロマセラピスト協会です。(以下東京にあるIFPAアロマセラピストコースがある学校IMSIのホームページより引用しました)
IFPAは2002年4月にISPA、RQAが統合されて誕生しました。
IFPAはアロマセラピーに関する法的規制の制定に関与しており、アロマセラピストの養成、アロマセラピストの地位や技術の向上、
質の高い自然療法としてのアロマセラピーの発展に貢献しています。
IFPA認定アロマセラピスト資格を取得するには、IFPA認定校で、アロマセラピー理論、解剖生理学、ボディートリートメントなどのカリキュラムを修了し、
60症例以上のケースヒストリーを提出、理論と実技の試験に合格する必要があります。
その難易度の高さからも、最高水準のレベルを誇るアロマセラピー協会として知られています。
IFPA認定取得後も、資格更新の際に、アロマセラピストとして知識と技術をブラッシュアップするために自主的に行う活動(CPD)の報告が義務付けられています。
アロマセラピーのプロフェッショナルとして常に高い意識を持ち、活動し続ける会員のみが資格を継続する事が出来る協会です。
参考までに日本でIFPAの資格がとれる学校のウェブサイトはこちら
http://www.imsi.co.jp/course/at/aromatherapy_top.html
9.医療の現場で働いた経験もなく、アロマテラピーの知識もない初心者からでもがんばれば授業についていける内容でしょうか?
アロマセラピーディプロマコースはアロマや医学知識のない方たちが
ゼロから知識を取得するためのコースとなっているので知識ゼロからのスタートでも大丈夫です。
日本人留学生たちの中には、看護師、薬剤師など医療系分野出身の生徒、元エステティシャンやすでに日本のアロマ資格を持っている方もおりましたが、
ネイティブの多くはまったく違う職種にいて、思い切ってキャリアチェンジをしたいと入学を決めた生徒が多く、長らく主婦をしていた方などもおりました。
ただイギリスで勉強する場合は英語ができるか出来ないかで、勉強についていかれるかいかれないかが大きく変わってくるのが現状です。
10.アロマセラピーディプロマを短期間取得は可能か?
短期間にアレンジすることは可能です。
通常1週間の中で3日通学するところを4日に増やすなどのアレンジをすればその分期間短縮ができます。
そういったことはすべてレイワースが管理しているので希望のコース期間を伝えてプランニングをお願いしてみてください。
ただ10ヶ月というのが一番理想的であり、これを短縮するとなると相当ハードとなると思います。
私の留学期間は1年9ヶ月でしたが、実際にレイワースに在籍した期間は春・夏・冬休みを入れて1年3ヶ月でした。
その間に、アロマセラピー、リフレクソロジー、インディアンヘッドマッサージ、フェイシャルマッサージのコースを取りました。
レイワースは個人の都合に合わせてスケジュールを調整してくれるのでいくらでも短縮することは可能です。
ただその人の英語力や努力しだいで不可能だったり可能だったりといったお話しになります。
11.医療関係で働いた経験がないがイギリスのレイワースで学んだ経験を医療に限らず日本で生かすことは出来るか?
Raworthでアロマセラピーを学ぶため留学を決めた日本人留学生の多くは、全く違うフィールドで働いていた方たちといった印象です。
実際、Raworth卒業生で東京でサロンを開業し活躍されているセラピストで非医療従事者の方はたくさんいらっしゃいます。
よって医療に限らず日本で生かすことはできると思います。
12.帰国してからもイギリスの資格が役に立つのか?
イギリスの資格も日本の資格も現在の日本では同じ民間資格といった位置づけにすぎないのですが
イギリスの資格の認知度は高まっており、国際資格という位置づけで日本でも高く評価されています。
資格取得後日本で働く際、自分のプレゼンテーションによっては、資格を十分生かすことにつながりますので大きな心配はないと思います。
逆に日本であまり知られていない資格を取るほうが心配だと思いました。
13.レイワースの雰囲気や良い点、苦労した点等
レイワースはクリニック併設の学校でとてもこじんまりとしております。
先生たちは誰もが熱心で先生も生徒も自然志向な人たちの集まりですので大変刺激を受け勉強になります。
ただレイワースはアロマセラピー専門の学校ではないので、その点、他のアロマコースがメインの学校とはやや雰囲気が違うかもしれません。
(スポーツマッサージコースや解剖生理コースなどを受ける男性生徒、ビューティコースを受けるエステティシャンの卵も多くいます、とはいえ曜日がそれぞれ決まっているのでほとんど会うこともありませんが)
良い点も苦労した点もここでは書ききれないくらいたくさんございます。
とはいえ苦労した点は一言でずばり「英語」ですね。
14.ゆりさんは、どこか留学斡旋所など利用されたのでしょうか?それとも直接コンタクトをとられたのでしょうか?
私は直接学校にメールを送ってコンタクトをとり留学いたしました。
Bathにある語学学校に10週間滞在(7月から)してからレイワースに移動(9月)したのですが、語学学校手続きに関してはAbleStudyという斡旋会社(無料)にお願いしました。
15.レイワースの強み、メリットはどのようなことでしたでしょうか?
レイワースは地域に根付いたクリニック併設の学校ということがメリットだと思います。
スチューデントクリニックといって、カリキュラムの中では実際のクライエントを施術する機会が必ず組まれており、
講師たちも現役セラピストたちで、常に生の情報を得ることができます。
そのため実践にすぐにつながるであろう勉強や体験を学校生活の中で送ることができます。
先生たちは誰もが熱心で先生も生徒も自然志向な人たちの集まりですので大変刺激を受け勉強になります。
ただレイワースはアロマセラピー専門の学校ではなく自然療法の学校なので、その点、他のアロマコースがメインの学校とは雰囲気がやや違うかもしれません。
(スポーツマッサージコースや解剖生理コースなどを受ける男性生徒が多いですし、ビューティコースを受けるエステティシャンの卵も多くいます、とはいえ曜日がそれぞれ決まっているのでほとんど会うこともありませんが)
16.RaworthはIFPAですよね?
Raworthは以前はIFA認定校でしたが現在はIFPAに所属しております。
17.IFAとIFPAの大きな違い
IFPAは2002年4月にISPA、RQA,IFAのメンバーたちにより新たに設立された団体です。そのため現在イギリス国内において一番大きなアロマセラピストたちの団体となっています。ISPA,RQAはもう存在せずIFPAの中に入り込んだ形ですが、IFAはいまだに独立した団体として活動しています。私はIFAに所属しておりませんので情報に偏りがありどう違うのかというご質問に対する返答はいたしかねます。IFAもIFPAもウェブサイトがございますのでご自身で調べていただきたいと思います。ただIFPAに関してご質問がありましたらお答えできると思いますのでどうぞご遠慮なく。
Members from the following organisations contributed to the newly formed IFPA:
International Society of Professional Aromatherapists (ISPA)
Register of Qualified Aromatherapists (RQA)
International Federation of Aromatherapists (IFA)
(The RQA and the ISPA have now dissolved as independent organisations and merged within the IFPA, The IFA still exists as an independent organisation.)
IFPA are now the largest aromatherapy association in the U.K. and are devoted to the furtherance of aromatherapy in all areas. Denise Brown was Chairperson of the ISPA from 1995 - 1996.
18.5ヶ月短期で資格を得れるカリキュラムもあるか?
留学期間の制約があるようでしたら学校に直接相談されることをお勧めいたします。というのも日本の学校と違い入学時期もひとつではなく、コース期間も生徒によってまちまちで生徒ひとりひとりに合わせた最適なオリジナルなスケジュールを組むことをモットーとしている学校なので、自分の希望を伝えればそれに合わせて何かいい案を考えてくれるかもしれません。 ただRaworthには半年以下の短期で修了できるというアロマセラピーディプロマコースはございません。それから一定期間通学したら資格をとれるといったコースではございません。授業ごとに出される宿題、ケーススタディ、研究(論文)をこなし、試験を受けそれに受かって更に最後にポートフォリオをRaworthに提出して初めてRaworth Diploma(卒業証書)を取得することが出来ます。
IFPAの審査は年々厳しくなっており現在のケーススタディの量もここ数年で以前の倍近くになっております。
ただ留学期間をディスタンスラーニングを併用することで短くすることは可能です。
19.アロマの勉強をしたことがない人にもRaworthの勉強はついていける内容か?
未経験者の方もいたか?
未経験者だからこそ学校に通うのだと思います。経験者だったら学校にいかなくても大丈夫ですもの・・・
そのため医療従事者じゃないから授業についていくことができないといったご心配は一切要りません。一番心配なのは英語力です。英語の得意、不得意で授業についていかれる、いけないが大きくかわってきます。
College entry requirements
At Raworth we do not grant admissions solely on a candidate's academic background. We also look for qualities such as interpersonal skills, a naturally therapeutic mind-set, and a personality that is clearly suited to the courses we offer. Furthermore, we accept students of all ages and backgrounds, from all over the UK and from abroad and actively employ an equal opportunities policy.
レイワースは学びたいと思っている人に対して入学の規制はございません。
どんなバックグラウンドの方でも入学できる学校です。
20. なぜ ゆりさんはRaworthにされましたか?他に検討された学校はありますか?> 実際に いかかでしたでしょうか
私はイギリスでならクリニカルアロマセラピーを学べるという発想からRaworthにたどり着きました。
アロマ=イギリスという発想は以前に受けた日本看護協会主催のアロマセラピー講座がきっかけです。その講師の方は日本アロマセラピー学会の理事をされている小山めぐみさんという正看護師&IFA認定アロマセラピストの方だったのですが、とても素敵な方でお話の内容に大変感動したのを今でも覚えています。彼女がイギリスのカレッジでアロマセラピーを勉強したというお話をしていたため同じく正看護師である私はいつかイギリスで勉強したいと憧れをもつようになりました。
Raworthを知ったのは、東京に住むイギリス人アロマセラピストに学校選びの相談をしたところIFA認定校なら間違いなくクオリティが高い授業を受けることができるのでIFAのウェブサイトを調べるようにと言われたのがきっかけです。私が入学を決めた当時RaworthはIFA認定校でした。入学後にIFPAに変更となったのです。IFAのウェブサイトに載っている学校を片っ端から調べ、Raworthが唯一のフルタイムコースだと分かりました。フルタイムコースの学校しか考えていなかった私にはRaworth以外他に選択肢がありませんでした。あとで分かったのですが小山めぐみさんはRaworth卒業生。アロマ入門本として購入したアロマの本の作者の方(小林和歌子さん)もRaworth卒業生。日本のアロマセラピー業界や学校で講師として活躍している方にRaworth卒業生が多くいることもRaworthに入学を決めた理由のひとつです。
21. 実際どれくらいの語学力が必要だと感じたか?
語学学校でいうところのいわゆるUpper Intermediateレベルであったらなんとかついていかれると思います。
Intermediateかその下だとかなりきついと思います。
22. Raworthのプログラム修了後、IFAの試験を受けることは可能ですか?
RaworthはIFA認定校ではございませんのでRaworthにてIFA試験を受けることは不可能です。しかしRaworth終了後、IFA認定校に通い試験を受けることはもちろん可能だと思います。
23. コースについてですが 日本の斡旋会社のこの学校の説明文の中で
好きなコースを組みあわせてとれる、というふうに書いてありますが 実際 アロマのディプロマのコースは週何回で何時間 何ヶ月かかるのでしょうか、 また選択出来る科目というのは多くあるのですか?
コースの期間ですがRaworthウェブサイトに書かれている文をそのままお伝えいたします。
70 studied over three days a week for two terms and one day a week for one term. It is possible to study one or two days a week and the course duration will be extended accordingly. Weekend study: core modules are available but weekday attendance will be required
他にはリフレクソロジーディプロマ、インディアンヘッドマッサージなどを合わせて勉強することができます。
ちなみにアロマセラピーディプロマコースでは、順番が多少前後しますが以下の勉強をします。
Anatomy&Physiology
Swedish body massage
Pathophysiology
Practice Management
Introductory Counseling Skills -Level one
Nutrition Work ship
Aromatherapy theories
Oriental-Holistic Massage
Chinese medicine
Therapeutic Aromatherapy
など
つづく・・・
by ykoputa
| 2009-05-22 23:19
| アロマ留学を目指す方へ